------ 傑作映画館 ------
● キック.アス(原題:KICK-ASS)
監 督 :マシュー・ヴォーン
出 演 :アーロン・ジョンソン、クロエ・グレース・モレッツ、ニコラス・ケイジ、
ジャンル:アクション(ヒーロー)
2010年 アメリカ/イギリス

注)以下、ネタバレだらけです!
【あらすじ】
「なりきりヒーロー」の映画かと思ったらそうでもないです。
デイヴ(アーロン・ジョンソン)は通販で買ったスーツを着て「正義の味方」ヒーロー活動に出かけますが、いきなり病院送りにされます。(だってなんの能力もない普通の学生だもの!)
でも退院した時は、どこかの神経が切れたのか痛みを感じなくなっていたのです。
殴られても蹴られても痛くない事を武器に、デイブはヒーロー活動(ヒーローの名前が「キックアス」)を続けているとき、ある日恋人からヤクの売人に困っていると相談され、その売人のアパートに乗り込みますが、レベルの違う悪が相手ではピンチに陥ります。
そこにあらわれたのがもう一人のヒーロー・ヒットガール(クロエ・グレース・モレッツ)で、あっと言う間にアパートにいた悪人を皆殺しにしてしまいます。
彼女の父親・ビッグダディ(ニコラス・ケイジ)は、町を牛耳るギャング・ダミーコに恨みがあり娘のミンディに戦闘技術をたたき込んでダミーコの子分から殺しているのでした。
しかしダミーコもじっとしている訳もなく、ビックダディの家を突き止め、ビッグダディとキックアスをさらい、webでの公開処刑を始めるのでした。
そこへ、ダミーコの襲撃時に撃たれたけれど防弾チョッキを着ていたため助かったヒットガールが乗り込んで激闘の末キックアスは助かりますがビッグダディは助かりませんでした。
二人は、ビッグダディの仇を討つため、ダミーコの本拠地にのりこみます。
【感想】
クロエ・グレース・モレッツはこの映画でブレイクしましたネ。
この後も多少の浮き沈みはあるもののコンスタントに出演しています。
映画公開時は13歳でしたか、それであの激しいアクションを9割は自分でやったそうです。(11歳という記事あり)
ちっちゃい女の子が大の大人をバタバタ倒していくので気持ちがいいです!
どっちにしろ汚い言葉を口にし人を殺す役で道徳的には問題があったようですが、そんなものは映画のヒットで吹き飛ばしてしまいました。

この頃は「かわいい!」子供、 今は「きれい!」な大人になっちゃいました。
ビッグダディは死んでしまうのでちょっと暗いけど、一応は明るく終わります。
キックアスはおまけで、ヒットガールが主役の映画でした。
2013年に続編が出ましたけれど、私は人との関わりが深いこちらの最初の方が面白かったです。
2018.10. ................ 傑作映画館の目次ページへ